本, 中野剛志

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経済と国民 フリードリヒ・リストに学ぶ (朝日新書)本無料ダウンロードpdf - 内容紹介 日本経済を覆う閉そく感に問う―― なぜ、自由貿易というドグマは、 かくも強い影響力を行使することができるのだろうか。 なぜ、それを疑うことすら許されないのか。 この謎を解く鍵を握っているのが、 19世紀前半のドイツで活躍した政治経済学者フリードリヒ・リスト(1789-1846)である――。 リストの経済ナショナリズムの理論をたどりながら、 机上の空論ではない実践的な「国民経済学」の本質をつまびらかにし、 経済成長の原動力を明らかにする、著者渾身の書き下ろし。 「国民経済学」が、今ここによみがえる! (目次より) 【序章】 自由貿易という逆説 ・ご都合主義的な経済モデル ・戦後の自由貿易の実態 ・ドイツの政治経済学者フリードリヒ・リスト 【第一章】 理論と実践 ・古典派経済学の最も素晴らしい批判者 ・生産諸力の理論 ・今日の経済成長理論 ・技術革新と制度 ・国ごとに異なるアプローチ ・第二次産業革命 ・リストの予見力 ・生前のリストに対する評価 ・退行する経済学 ・リストの現代的意義 【第二章】 科学とヴィジョン ・シュンペーターとヴィジョン ・経済理論家たちのヴィジョン形成 ・シュンペーターとマンハイム ・プラグマティズムと解釈学 ・関係主義に立つ知識社会学 ・シュンペーターによる知識社会学の課題 ・科学革命 ・世界観を利用する政治 ・経済学者の社会学 【第三章】 プラグマティズムとナショナリズム ・リストの方法 ・確実性の探求 ・不確実性に対する不安 ・コスモポリスという理想 ・経済自由主義の起源 ・人文主義の復活? ・国民国家とは何か 【第四章】 力量と運命 ・リストの先駆者、マキャヴェリ ・国民的自由 ・マキャヴェリズム ・力量・必要・運命 ・国家理性のプラグマティズム ・国家理性と歴史主義 ・ナショナリズムへ <補論>リストは保守主義者か 【第五章】 国家理性と経済ナショナリズム ・貿易の嫉妬 ・国家理性論の経済への展開 ・マキャヴェリの政治経済学 ・ジョバンニ・ボッテーロの『国家理性論』 ・ボッテーロの卓見 ・アントニオ・セラの『小論』 ・経済的プラグマティズム 【終章】 リスト追悼 ・経験と必要 ・経済自由主義の終焉? 内容（「BOOK」データベースより） 長期停滞の根本原因とは?真に経済成長をもたらすものは?リストの理論は、世代を超えた「作業継続」こそが経済成長の原動力となるというものであった。日本の未来のために問う、渾身の書き下ろし! 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 中野/剛志 1971年、神奈川県生まれ。評論家。元・京都大学工学研究科大学院准教授。専門は政治経済思想。1996年、東京大学卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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