論より証拠の漢方処方
本, 髙山 真
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詳細
- タイトル: 論より証拠の漢方処方 de 髙山 真
- ISBN: 4784947604
- ファイル名: 論より証拠の漢方処方.pdf
- 発売日: 2018/4/21
- ページ数: 192ページ ページ
- 出版社: 髙山 真
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論より証拠の漢方処方 pdfダウンロード - 内容紹介 ◦世界初の「漢方薬に関する高齢者の診療ガイドライン」をまとめた東北大学漢方内科のメンバーによる、漢方処方の入門書! ◦研修医や学生への指導経験豊富な執筆陣が、臨床研究とエビデンスをもとに西洋医学的アプローチで漢方の使い方を解説します。 ◦エビデンスに基づいたファーストチョイスだけでなく、臨床経験を盛り込んだセカンドチョイスや類似の漢方の使い分けまで、具体例を多数紹介。 ◦外来でさっと調べてすぐに使える一冊です。 内容（「BOOK」データベースより） 研修医への指導経験豊富な執筆陣による、Evidenceに基づく漢方処方。 著者について 髙山 真(たかやま しん) 東北大学病院総合地域医療教育支援部・漢方内科 准教授 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 〓山/真 東北大学病院総合地域医療教育支援部・漢方内科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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古巣の連中が書いた本だから、あまりあれこれは言わない。最近は私も大学とはすっかりご無沙汰だから、ああこんな事やってるんだなあと懐かしく読んだ。ただ東北大にエビデンスに基づいた漢方が定着したことは、喜ばしく思う。これだけエビデンスに拘った漢方の入門書は他に観たことが無い（私が現在執筆中の本を除く）。金子君が冒頭にまずEBMとは、と言う事を説明した上で各論が始まったのは良かった。まずエビデンスを示し、基礎データを紹介してやおら実臨床の話をするという組み立ては、曲がりなりにも医学の体裁を為している。もっとも紹介されているエビデンスの質は、かなりばらつきが大きい。peer reviewのない商業誌に載ったようなものまで引用するのはちょっとどうだろうか。漢方を扱った診療ガイドラインがこれだけ増えているのは驚かされた。私が日本老年医学会のガイドライン作成作業に着手した2013年当時はほぼ皆無に近かった。皮肉にも、このリストに私があれだけ心血を注いだ老年医学会のガイドラインが入っていないのは私としては残念だが、「エビデンスレベルと推奨度が記されている」ガイドラインに限ったのであれば致し方ない。実際の診療内容は、ごく初心者向けで、漢方医が読んで特に目新しいものは無い。全体として、今後大学教育や初期研修で教えられる漢方の方向性としては、概ねこういうことになっていくのだろう。それをどう受け止めるかは人それぞれだろうが。
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